宅配便とは
比較的小さな荷物(3辺の合計が180cm以内で、かつ重量が30kg以内の1個口の貨物)を
各戸へ配送する輸送便で、路線トラックにおける事業のうち、 特別積合せ事業の一形態であり、
国土交通省の用語では「宅配便貨物」と規定されている。
荷主の戸口から届け先の戸口までの迅速な配達を特徴とするものである。
破損等の保証は、実損額となる。
付加サービスで保険を掛けられる場合もあるが、その際は定義上宅配便の扱いではなくなる。
宅配便には一原票一個の原則があり、一つの伝票番号で1個口の荷物しか取り扱えない。
2006年度実績では約29億個に達するなどその成長の著しさは他の産業を凌いでいる。
歴史と背景
宅配便が始まるまでは、個人が簡単に荷物を発送するためには、郵便小包か、
鉄道小荷物しかなかった。
それらは、郵便局または駅で荷物の発送をしなければならず、
さらに、鉄道小荷物は駅で受け取る必要があった。
また、郵便小包は当時6kgまでしか扱いがなかった。
それらを使わない場合は、通運を利用するしかなかった。
| 1927年 | 鉄道省と運送業者が集荷・配達を行う特別小口扱(宅扱)を開始 |
| 1942年 | 鉄道省と運送業者が集荷・配達を行う特別小口扱(宅扱)を廃止 |
| 1947年 | 三八五貨物(現在の三八五流通)がグリーン宅配便を開始 |
| 1976年 | 大和運輸(現在のヤマトホールディングス)が「宅急便」のサービス名で行った |
| 1978年 | 日本通運など他社大手輸送会社も宅配サービスを開始した。 |
| 1980年 ~ |
コンビニエンスストアを発送窓口にしたり、宅配便の対象地区の拡大や 高速道路網の拡充による配送時間の短縮化に連動して急速に取扱量が増える |
業界1位 ヤマト運輸「宅急便」「宅急便タイムサービス」
1919年 ヤマト運輸は銀座でトラック4台を保有する自動車輸送専門会社としてスタート。
1923年 三越の専属配送契約。
1930年 日本初の路線事業を開始。
1960年代 新規業者等との長距離運送競争に乗り遅れ、さらに追い打ちをかけるように
オイルショックが重なって低迷した。
1976年 個人を対象にした小口高速配送システムを開始して、
大手企業からの専属配送事業から脱却を図る。
業界2位 佐川急便「飛脚宅配便」「飛脚航空便」
1957年 京都において京都-大阪間を主体とした飛脚業を開始する。
1962年 有限会社佐川設立
1965年 一般区域貨物自動車運送業許可を取得 佐川急便株式会社 設立
1977年 全国ネットワーク完成
業界3位 日本通運「ペリカン便」「スーパーペリカン便」
1872年 陸運元会社を設立
1875年 内国通運会社に改称
1928年 国際通運株式会社として発足
1937年 日本通運株式会社を創設
1951年 日通式コンテナ試験輸送を実施(美術品運搬業務の皮切りとなる)
1957年 国際航空貨物混載業務を開始
業界4位 日本郵便「ゆうパック」
業界5位 福山通運「フクツー宅配便」「パーセルワン」
業界6位 西濃運輸「カンガルー宅配便」「カンガルーミニ便」「カンガルー通販便」
業界7位 トナミ運輸「パンサー宅配便」「ふるさと特急便」
業界8位 名鉄運輸「こぐまの名鉄宅配便」「こぐまの名鉄宅配便Q」「ミニくま便」
国際宅配便
国際宅配便は航空輸送と海上輸送の大きく2つに分かれている。
航空輸送の特色として、緊急性の高い物品や高価付加価値品の利用に適しており、
海上輸送に比べ輸送中の振動が少なく、貨物の破損も少ないといわれている。
海上輸送の特色としては、多量の積載に耐え、かつ輸送コストがあまりかからない事がメリットである。
現在商業用の輸出入の中核を担っている。
また、冷蔵、冷凍状態の温度管理を要する貨物の海外向けの宅配便サービスもある。
ヤマト運輸 世界13の国や地域
佐川急便 世界220以上の国や地域
DHL 世界220以上の国や地域
ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)
フェデックス(FedEX)等があります。
そのほかの宅配サービス
パソコンやゴルフクラブ・スキーの板など配達するモノがハッキリと
決まった宅配サービスがあります。
その他、代金を集金してくれるサービスなど、ただ荷物を宅配するだけの業務から
利用者にいかに便利なたサービスを提案するか各社競い合っています。